詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
千映
薄っすらと積もりし雪を散歩する「あと何回?」と雪に問う吾
18
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蒼
ぼたぼたと落ちる泪をかき集め見知らぬ海を一人で泳ぐ
13
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滝川昌之
春前に見せつけるなよ蝋梅の枝で寄り添うメジロのつがい
12
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梔子
梅咲けよ 櫻咲けよと 待ち焦がれ 胸躍るるは 恋に似たるか
14
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万陽
晴天や 駆け出したくなる この陽気白雲もまた 我と同じか
17
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万陽
日干しした 布団が放つ 太陽の匂いを胸に いっぱい吸い込む
19
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灰色猫
伊吹山煙れる雪の只中に迷える羊は主を持たず
21
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灰色猫
お姫様だっこされたい願望が少しわかった全身麻痺の闘病
19
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灰色猫
巨大なるわが肉体を軽々とストレッチャーに乗せる救急救命士
22
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灰色猫
あらかじめ母性に備わっているものなのか嫌な顔なく下の世話ありがたきかな
20
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まあさ
ふわふわの コブシの冬芽 キラキラと 朝日を受けて 光る如月
16
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沙久
シベリアの朝のような光景に百十デニールタイツが悲鳴
22
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まあさ
コブシの木 陽を受け光るを 見ておれば 枝に冬芽を 見つけし朝
16
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inosann
吾が思い客の心に届かずに天の星までの隔たり覚ゆ
18
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石川順一
即興を忘れてしまう七分の遅れが一つの時代の様に
12
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千映
日本語もここまで来たのか母嘆く短縮し過ぎを笑うしかない
15
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沙久
嘘くさく見えてくるのは僕自身虚構を生きているからだろう
18
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松本直哉
入相の鐘なりわたる室生寺のもみぢのにしきわすれかねつも
9
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詠み人知らず
おくゆかしい恋愛の歌に隠さるるエロティシズムに妄想滾れる
16
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詠み人知らず
喉とおるものなく命を繋ぐのは い・ろ・は・す桃味のみなりけり
15
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