恵雪のお気に入りの歌一覧
横井 信
雨あがる畑の隅で初生りのきゅうりをかじる夏のはじまり
11
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敦希
諭し詫び明日の台詞の支度する なんだかほろり中吊りの笑み
10
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痴光山
つゆ間近か公園のクチナシに花三つ 待ち侘びたる吾 つと顔寄せぬ
5
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滝川昌之
カタツムリ歩いた跡を記してはブロック塀に流れる銀河
21
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ななかまど
睦あい二頭仲良く上下にラファの蝶々よ飛べる日は来る
14
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兎桃
あしびきの山ホトトギス鳴く朝に一日祭の準備をしをり
5
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へし切
うつせみの空しき心地にも似たる借れる身なれど何愛しむらむ
14
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桜田 武
世話せずも苺の育つ逞しさ居間より見ゆる花の白さに
8
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茂作
不如歸聞くべき季節となりぬれど 春を惜しむか鶯の鳴く
13
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横井 信
大雨も朝にはあがりひんやりとしめった畑でじゃがいもを掘る
9
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KEN
ただいちりん濡れて唄ひぬハレルヤと 雨の片隅パプリカの花
12
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畑中
駅頭を出て開く傘あざやかに夏の一日の始まらんとす
4
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滝川昌之
湯上りに温泉街を歩いたね宿の下駄履きスマートボール
18
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ななかまど
かすめゆく台風一号皐月尽思えば夏日多かりし月
11
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び わ
庭の枇杷初めての実を食べてみる味もすっきり良く頑張った
3
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卓
果てしなく ひろがる海と さわぐ波 目をほそめては なにおもう君
4
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へし切
遠い日の君の姿をかさね見る永久に枯れない君のあぢさゐ
19
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茂作
わが庭の垣根に生ふるあぢさゐの 花芽ふくれて梅雨を待つなり
14
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秋日好
樫の木の雫こぼれる雨上がり来る逢瀬を思い巡らす
9
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横井 信
ゆっくりと開くドアからあふれ出る初夏の陽射しにまっすぐ歩く
12
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