コタローのお気に入りの歌一覧
絮谷新
處女歌集燃ゆる焔の煌めきに澪の流るる廢市のしじま
20
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絮谷新
過越の街へと青のなだれをり勿忘草の咲きし思へば
18
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絮谷新
水底に眠る金貨を思ふときふと鳳仙花種の撥ねたる
30
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絮谷新
温室に蜜の甘きの滿つるころ白鶺鴒の羽根の降り積む
24
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絮谷新
空に開くこうもり傘に見る夢は海の岬の白いブラウス
41
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卯月
教えてよ見えぬ心を名も告げず笑顔で去った親切なひと
9
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卯月
鞄には君への想い詰め込んでバレンタインを大切に待つ
9
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卯月
夢に見る過ぎ去りし日々落陽の海の向こうで目を閉じている
9
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卯月
誰ひとりわたしのことを知らなくてやさしい海に溺れる五月
15
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卯月
神聖な約束をする薬指夏の日永の月光の下
9
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卯月
忘れずに連絡してねもう一度声を聞かせて嘘をつかずに
10
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卯月
人生の碁盤に挑む幾度でもいつか天地に手が届くまで
14
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卯月
ああ、何て素敵な世界、神も死も自由もなくて、みんなしあわせ!
9
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tasuku
蹲る土竜の骸守るよにふわり被せし落ち葉の蒲団
8
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tasuku
携帯の着信音が歌いたる紙飛行機を思い出し折りぬ
9
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tasuku
癒されぬ思いを詠みて破り捨つ老いを恨みて月を見上げん
8
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tasuku
紫陽花の葉の裏側に蝸牛静々と雨止むを待ちたり
16
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tasuku
富士山の写メ添付した友メール神々しさにパワーをもらう
9
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tasuku
茜さす窓に向かいしホトトギス吾の代わりに法華経唱う
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tasuku
枯れるまで涙に暮れて祈りたる ああ甦れ我が細胞よ
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