コタローのお気に入りの歌一覧
横井 信
読み終えた本を閉じれば夕暮れに不意に聞こえた鳥の羽ばたき
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あゆか
鏡餅鏡開きの日に買った七割引きの特大サイズ
4
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夢士
穏やかな令和の日の出屠蘇酌みて子の年迎ゑ祝う元旦
15
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夢士
絵馬を手に亥の年来るを数えつつ歩を進めゆく老いの坂道
14
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夢士
夕焼け空奥多摩の峰黒々と戻りし孫の里は暮れゆく
12
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夢士
吾はゆく頬こわばらせ睦月の夜一万歩めざしほろ酔ひ歩く
13
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夢士
東にオレンジの月ぬっと出で睦月の空に駆け上がり行く
11
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愚と楽
そんなもん知るかと普段吐き捨てて達成月は心穏やか。
1
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愚と楽
楽しさの大きさよりも 悲しみの小ささ求む我五十一
5
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可不可
ほんの少し春めいても風さむく マフラ外しても襟は立てて
5
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横井 信
動き出すときはまだかと霜の降る冬の大地も朝陽に香る
13
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横井 信
細やかにこころを配るひと言にやさしく外すコートのボタン
9
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横井 信
遠くからそっと聞こえたお帰りにゆっくりほどく古いネクタイ
12
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横井 信
まだ早い朝を見守る街灯の明かりの中で踊る雨粒
19
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横井 信
強風に震えた夜に抱きしめた腕の中から逃げる温もり
14
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ながさき
金と銀 瑠璃や瑪瑙で 飾られた巨大な塔が 虚空に浮かぶ
11
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ながさき
阿仏房 尋ねて云わく 「宝塔」とは 答へて云わく 「貴方の生命」
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幸子
鮮やかな重にて明くる成田屋にあと何食を作りたかりしか
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ななかまど
ふるさとを核に追われる八歳は帰るべき家画面にさがす
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ななかまど
詠むちから読みとくちから育めば短歌の命吾により添う
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