コタローのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
会議中 「あのー」 の数を正の字に一つ加えて飲み込むアクビ
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まあさ
昼食は どうしようかと 考える 三連休の 最終日の朝
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まあさ
久々の二人っきりのお出かけは近所のホームセンターだけど
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まあさ
休薬し 様子をみると いう医師の 言葉に夫の 顔がほころぶ
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まあさ
平静を 装い夫を 外来へ 送り出す朝 聞く蝉の声
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まあさ
図らずも 昨夜届いた 朗報を もう一度ギュッと 抱きしめる朝
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雪柊
出張を終えて帰宅し真っ先に眠る吾が子の髪を撫でやる
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雪柊
「沖縄に住んでて三月生まれなの」お魚みたいな動物 チュッピー
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野々花
長い影踏んでも踏んでも鬼になるひとりぼっちのかげふみ遊び
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紫草
陽は翳り十字の花は風に揺る「雨になるね」と呟く声か
15
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紫草
書くことをやめれば音は戻りきて小さな小さな命の羽音
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紫草
スカイツリー地上五百メートルに雷様のラボはあるらし
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紫草
きらきらと揺れる水面をかきわけて戻りたいのはわたしの居場所
21
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紫草
清濁を合わせ飲み込み身の内でしんと澄むのを待とうじゃないか
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紫草
母さんはかあさんだけどほんとはねそれだけでない顔を隠すの
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詠み人知らず
空梅雨に萎れし紫陽花ヨサコイの鳴子にはずむ黒羽城址
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詠み人知らず
ハモニカの如く並びぬ窓枠の昏き空洞無人のアパート
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リクシアナ
七月は靄の匂いもラベンダー君と歩いた夜明けの富良野
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リクシアナ
露草がつま先染める夏の朝ゆうべの月と紗衣を羽織る
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リクシアナ
目の眩む白いタイルの炎天下青い尾先のカナチョロがゆく
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