滝川昌之のお気に入りの歌一覧
ハーコット
指先できみが投じし花びらは眩く光る 心躍れり
6
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へし切
アスファルト舗装の隅の すみれ草 けなげに咲きぬ 小さき命
12
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び わ
道行けばジャーマンアイリス美しくいつか家内が種植えた花
5
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茂作
禪室に枝を運べば華やぎて 佛生まるる今日の集まり
11
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詠み人知らず
親亡くし 悲しむ素振り 見せぬとも 心配されて 優しく包まれ
4
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水仙
眞夜中の庭の向かひに眞珠星一つ泪のごとく浮きたり
5
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横井 信
若鳥がさえずりながら越えてゆく川のみぎわの揺れる花びら
9
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只野ハル
暮れ始め夏日の陽気引いていく心細げな半袖の腕
4
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雪乃まり
桜花花びらひとつ持ち寄りて世界ひとつの愛の形に
5
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うすべに
店先にたけのこ並ぶ竹の秋 ざるに控えるぬかの小袋
5
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830
ビル街の昼間の月を眺めつつ室外機裏子猫を思う
1
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詠み人知らず
強靭な 心持てども 追いつかず 二人一つの 杖をわけあう
2
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ななかまど
日に焼けし畳しだいに擦り切れぬ震災を知る証人なれど
8
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トウジさん
「レット・イット・ビー」なんて嘘 愛だって戦争だって終わらないもの
5
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きくゑ
嫋やかに枝垂れ彩る若柳 水辺滑りてさらりさらりと
6
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KEN
見えぬ物 求めて 人の集ふかは 風を染めつつ 散り初む花に
9
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夏深
新緑の並木通りを自転車こぐ学生服も萌えて新し
7
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ハーコット
陽をさけて木陰に乾ける風を吸いペダルを踏めばTシャツ膨る
7
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へし切
春の野に 蝶は自由に空を舞ふ 人は境をつくり争ふ
14
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時計台
散歩する我の肩にもひとひらの名残りの桜また逢ひ見むと
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