滝川昌之のお気に入りの歌一覧
横井 信
さわやかな初夏の陽射しに目を細め朝の列車を見送るホーム
10
もっと見る
うすべに
うすべにの春にわかれを告げようと 雲呼ぶ風にうねるむらさき
7
もっと見る
詠み人知らず
蓮華草 花冠を 編んだ頃 とれぬ葉の色 笑う親友
6
もっと見る
ななかまど
軽やかに響く名前のマリウポリ歴史にその名残るだろうか
7
もっと見る
詠み人知らず
胸が鳴り 恋の音を聞く 恥ずかしさ 桜の様に 儚く散れば
6
もっと見る
へし切
たんぽぽの綿毛よ 空を飛んで行け 戦火の跡に 希望の花を
7
もっと見る
KEN
老い行く身 共に語りぬ 山櫻 花を肴に くちなはと共
7
もっと見る
び わ
週一の息子報告営業の健康注意ひたすら願い
3
もっと見る
茂作
手を廣げ春を引き繼ぐ花水木 空に交じらぬ薄紅のいろ
14
もっと見る
横井 信
雨の跡青葉にひかる田園の土の香りに鳥や飛び立つ
9
もっと見る
うすべに
藤棚の蜂の羽音のこもりうた 孫のおもりの老人まどろむ
5
もっと見る
可不可
雨風に逢はなくて喜ぶ国 けふ死ななくて抱き合ふ国
4
もっと見る
詠み人知らず
祖父亡くし 棺を覗く 祖母の手に 涙が落ちる 最後の本音
6
もっと見る
時計台
藤棚にたゆたふ花房ゆらゆらと 卯月の風を吹き流しをり
7
もっと見る
び わ
検診で行動記録一日の吾が身いろいろ訴えており
6
もっと見る
茂作
土の香や初竹の子の竝べられ 掘りし人の名見比べる朝
13
もっと見る
KEN
水引きを 乞ひ飜る 燕 今朝の遲霜 立ち上る田面
7
もっと見る
横井 信
堤防に青葉の映える雨の跡今日はゆっくり階段を踏む
7
もっと見る
雪乃まり
咲き乱る桜の雄姿見上げおり十八なる日の娘見るよう
4
もっと見る
うすべに
新緑と競ううすべに山桜 みじかい春をひとり言祝ぐ
5
もっと見る
[1]
<<
533
|
534
|
535
|
536
|
537
|
538
|
539
|
540
|
541
|
542
|
543
>>
[2908]