絮谷新のお気に入りの歌一覧
只野ハル
朝の雨止めど出かけず父と居るデイのない日の長過ぎる午後
17
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橙田千尋
何者にもなれぬと気づくカメレオン色だけ変えてただ生きていく
7
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リクシアナ
葉隠れにさえずり交わすキビタキの黄金に染まる初夏のたそがれ
19
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リクシアナ
忍びよる恋はくせもの物言わぬ花を映してゆる水鏡
18
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詠み人知らず
リビングのピンクの象はでかいから 俺は違うぞ アル中ちゃうぞ
9
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月虹
紫陽花の青さに優る青のなし命は全て煌めきの中
62
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くらら
霧雨に ひんやり霞む 川向こう 凛とし佇む 花菖蒲かな
12
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リクシアナ
思い出の母がたたずむ紫木蓮かたみの色は年ごと深く
23
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秋日好
明け立ての君のシャワーの残り香に包まれてみる まだ浅き夏
16
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沙久
「赤貧」と 送り出された 面接は 難なく合格 貧乏の証
9
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沙久
期待することも期待されることも なければどれほど楽に生きれるか
15
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麻
我が袖の心ともがなうつろへる紫陽花に置く露の色節
22
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夢士
夜明け前雨の叩きしガラス戸の音に目覚めて梅雨入りと知る
14
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沙久
カッコ悪い 自分をさらせば 見えてくる これから自分は どう生きたいかが
12
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へし切
夏の夜の夢ははかなし面影のつれなく見えし有明けの月
23
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沙久
一球を 打ち抜くごとに 純化する「上手くなりたい」 ただそれだけに
15
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たけくらべ
夜もすがら清けく光る螢火の細小小川に恋ひやわたらむ
14
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優器ルミネ
掌のなかに小さく灯るのは野望か夢か青い灯火
4
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優器ルミネ
溶けていくアイスコーヒーの氷が下駄を真似てるカランコロンと
3
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恣翁
こぼれ雨 蓮の葉に似て 骨に張る油紙に バラバラ音を立てたり
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