絮谷新のお気に入りの歌一覧
千映
うっすらと色つき始め紫陽花は乙女の如くお喋りしてる
13
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野々花
ふるさとの海へと捨てた思い出が寄せては返す夜の真ん中
18
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コーヤ
ドクダミの白花浮かぶ草群れに遊べよしばし憩うもんき蝶
19
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コーヤ
移りゆく時の流れに彩る心紫陽花の色素敵に変わり
21
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リクシアナ
宵闇にてるてる坊主ほの光るそろいの服で月を待とうか
21
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夏恋
待ち人はついに何処にも現れず夏を迎える砂上の約束
27
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夏恋
歌人から言葉を封じるおつもりかきれいな詩だけが歌ではないわ
30
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夏恋
魂の宿る蛍のようだった逝く夏の夜のあの観覧車
35
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夏恋
芸術は不幸と引き換えなのかしら君の不幸は知らねど惹かれる
11
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夏恋
心まで沁みてくるよな優しげな音色裏切る怒る眼差し
10
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林林
梅の実に塩が絡まりゆくうちにふたりの愛は淵となりぬる
17
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詠み人知らず
なめんなよ俺を含めた民衆を 一片の紙 刃物になろう
22
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詠み人知らず
おぼつかぬ母の足取り眺むれば首を垂れる稲穂の如し
19
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海恵ふきる
話すのはなにか間違っていること二人しずかに換気扇聴く
8
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海恵ふきる
人間はいろいろなこと忘れたいいきものなので眠りにつきます
7
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夢士
亥の道を一直線に進み来てこしかた行く末今宵一人で
14
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夢士
梅雨空の一時青く陽の光補修終わりて蟻の現る
16
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桜枝巧
初恋の終わりを告げる香りとは淡藤色のあじさいと知る
6
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桜枝巧
小夜中に叩き潰しし蚊の最期はらりと咲くは儚き花火
5
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林林
ひと月の契りと知るや梅と塩いのちの限り絡み合うかな
23
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