詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
野々花
一陣の風が過ぎ行くその後に微かに匂う冬の残り香
23
もっと見る
inosann
朝陽うけ海沿い走る車窓には万華鏡のごと小波かがやく
24
もっと見る
石川順一
集配の時間は間近十円の切手が視界を消えて焦りき
9
もっと見る
石川順一
ちゃんぽんは水が多すぎ薄味に作ってしまふここ最近は
7
もっと見る
石川順一
何度でも振動が来る解体の現場は人が一人か二人
12
もっと見る
北窓
盜人をあざむくための灯りよと思ひはしても揺れる春の夜
8
もっと見る
只野ハル
自由形腕はクロール脚ドルフィン25m息継ぎ2回
14
もっと見る
コーヤ
穏やかな 春陽を浴びて 夕暮れて終わる一日 平和と思う
17
もっと見る
コーヤ
櫻木の 裾に輝く 黄色帯 夕暮れ明るく 照らす菜の花
24
もっと見る
灰色猫
雪のなか苺がひとつ埋まってる(おやすみなさい)春はもうすぐ
20
もっと見る
灰色猫
地下世界どこかに浮かんでいるという神の御船が夕映えにあり
11
もっと見る
灰色猫
オニヤンマ複眼で見る草原はぼくらと同じ眩しさなのかい
25
もっと見る
夢士
風にゆれサヤエンドウの白き花鵯来たりて食い荒らさるる
16
もっと見る
林林
あなたへのごめんねの道雪柳しなう花枝に見送られつつ
20
もっと見る
沙久
ホカホカでプリントアウトされた紙殺気立つ吾に安らぎくれる
15
もっと見る
沙久
一瞬の隙も見せない自然には「命」が非力に見えるのだろう
17
もっと見る
まあさ
春雨が 淡く優しく 柔らかく まだあどけない 桜を包む
24
もっと見る
鴎
何もかも解らぬままで「お母さん」心で叫び食う肉団子
8
もっと見る
野々花
「はい はい」と頷き裏で舌をだす夫婦円満 ひとつの技よ
20
もっと見る
秋日好
病床の窓に小鳥が飛び来る嬉しいけれど巣は遠慮して
20
もっと見る
[1]
<<
501
|
502
|
503
|
504
|
505
|
506
|
507
|
508
|
509
|
510
|
511
>>
[965]