山本克夫のお気に入りの歌一覧
竹本未來
放課後のチャイムがはじまりの合図校舎かくれんぼスタートします
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Orekun
またいっしょだね。と笑う君の永遠に そうだね。と応えるぼくの一秒
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Orekun
白い掲示板の君のクラスのぼくの名前は白 あるいは桜色
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竹本未來
私の手からすべり落ちた卵の悲鳴にも似た哀しみの音
11
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詠み人知らず
蝶ネクタイ 新調自転車 軽快に 吾子は明日へと漕ぎいだしけり
2
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鷹雪
迷わずに玄関を開ける一連の動作が分かればわりといい朝
13
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竹本未來
葉書には「長期延滞早急に返却されよ妖精事典」
13
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只野ハル
一人が好きじゃないときの方が多いのに気が付けばいつも独り
4
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只野ハル
終末じゃないんだと思ってやり過ごす一人きりの週末が来る
4
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銀
世界に落ちてきたことが過ちで きみをサンパギータにしようと思う
5
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羽
たぶん今は凪なんだろう穏やかな きみの心にするりと入る
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雲のジュウザ
笑顏といふ 名の華咲きかけ 散りぬるを 眩しき天が 滲ますこの眼を
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南 葦太
失ったものの大きさ 手に入れたものの優しさ うん まぁ いいや
2
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ゆら
トイカメラちゃっちい窓からのぞく僕 しっぽふる犬 四月はすてき
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詩月恵
見上げても見上げてもまだ見出せずポラリス探し迷う冬の夜
9
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羽
せつなさに眠れぬ夜もあっていい 今宵の桜は散り急いでも
11
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只野ハル
バッハ聴く陽だまりの中植物になってみるのもいいかも知れない
9
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おだ
その庭の桜がとても大きくてきつとよい人たちが住んでゐる
6
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鷹雪
やわらかな漆黒を細く尖らせた4Bの芯に春は似ている
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武谷有人
考えても仕方ないことを考える そんな機械を発明しました
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