紫苑のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
落差ます夏の日陰の目にしみて大き木群の暗きに潜る
18
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只野ハル
色が褪せ襟が伸びてるTシャツを捨てられなくてこの夏も着る
14
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みなま
蝉の羽歩道にのこる 存分に七年ぶんをないただろうか
11
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松本直哉
帰省中逢ふ約束をして切りぬそれがさいごの電話としらず
11
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松本直哉
御巣鷹の露ときえにしきみしのびあかねぐもみるあきのゆふぐれ
37
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松本直哉
搭乗者名簿にきみのなまへ見きいろもにほひもおともなかりき
9
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村上 喬
八月の風にたなびくティーシャツは空の青さに際だっており
18
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みなま
棚経を終えた僧侶は長男のミッションスクールの先輩という
8
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車男
土砂降りの墓地の桜に猿は居て施設の窓の我を見ており
9
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夢士
野分け去り夕焼けの峰群青に窓を開くれば虫の声聞く
15
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在原紀之
雲の間はうつりにけりないたづらに君もながむる月もえ見えず
4
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備前 大輔
日は落ちていつしか音もなくなりぬ夜を越すごとに欠けし蝉鳴り
2
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松本直哉
風をいたみ線香花火消すまじとからだよせあひ火をつけにけり
5
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へし切
蝉が泣く命惜しめと諭すがに争い絶へぬ人の世を見て
29
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只野ハル
当地ではロッシーニ、ビバルディにも届かぬ嵐と過ぎて思えり
6
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あまおう
まっさらな 洗濯ネットは 渦の中 汚されてゆく 海外派遣
17
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みやこうまし
台風の過ぎ去りしあとの静けさよ 部屋にひっそりキー叩く音
25
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みやこうまし
台風のくる日は心細からん 然る人を思い心にかける
23
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夢士
内なるはまめ台風の大あらし天気予報は大雨注意
11
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浅草大将
ふる里に飾るにしきのまだしきを秋はきぬとてうす墨の雨
8
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