吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
あゆか
タケノコに幼虫五匹住んでいた種を超えて美味いものは美味い
7
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あゆか
山ウドの新芽はいつも空を向く上しか見ない生き方もあり
22
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へし切
民草の望む心に思いなくおごれる者の久しきはなし
33
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へし切
安倍川の流れは猛くあらぶれど野には堰なく為す術もなし
28
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詠み人知らず
意味解して 苦くも甘き今のあり 蓮の生命 笑まひて生きむ
20
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むらさか
捨て猫をかくまうように肩を貸す 東横線でねむるわたしに
21
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秋日好
ポカリ無き夏日にスイカにかぶりつく元祖はこちらと頷きながら
23
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コタロー
母が子に慣れぬバットでボール打つ慣れぬグローブ笑顏の二人
37
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灰色猫
雨垂れの車窓に烟る故郷はぬめる魚のかをりを放ち
22
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灰色猫
少女らは花の散るたび大人へと清か檸檬の香りを纏い
20
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灰色猫
君がくちびるにふれつつ封じ込む愛の言葉を指つたいに聴く
19
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詠伝
ファムファタルの破滅ではなく救国の朝陽を誘う裸身の踊子
12
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詠伝
相聞の猟奇歌詠む殺意とは愛と相似形の衝動
10
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コタロー
庭園の小さな池を泳ぐ鯉小さな魚を從へながら
8
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詠み人知らず
かんざらし 甘露に漬てたる白玉に 素朴な味わひ思ひ浮かべつ
19
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詠み人知らず
信頼のおける上司は 叱り方心得ている いい匙加減
22
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灰色猫
朝靄の湖畔でトップウォーターのルアーの波紋が消えるのを待つ
19
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己利善慮鬼
灯の渡る暗闇の窓に佇みて過ぎ去る駅をいつと数える
7
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詠み人知らず
ひととなり 言葉に触れて 知らるれど いつ見きとてか 恋しかるらむ
17
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inosann
菓子袋尻から開ける母のこと亡くした今も時折想う
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