まあさのお気に入りの歌一覧
inosann
あきらかに信号無視して抜き去りしついぞ覗き見るドライバーの顔
21
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inosann
義足の子足の機能は戻っても家族は戻らぬシリア難民
22
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石川順一
結局は聞かぬシーディー・カセットのウォークマンの二機はさびしえ
15
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千映
江戸切子冷酒をちびり舌の上転がす夏の夜はゆくりと
19
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千映
お供えで父の写真が埋もれてるお盆になれば生花にします
11
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千映
四十個押されしゴム印賑やかにラジオ体操ペラペラの紙
13
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千映
君飲んだビールのプルタブ一個だけキーホルダーにしている秘密
12
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へし切
吾がうちになほ恋しきとひとり言つ君しあればと思ふこの頃
27
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西村 由佳里
ニコニコと応対をする君だから優しい言葉をかけたくなるの
6
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中野美雄
母の庭の 槿 朝あさ咲きにしを 今朝は少なになりにけらしな
8
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ななかまど
立秋を丘のコスモス知らぬげでもうすぐ秋よと彩雲のわく
10
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コタロー
蒼空は果て無きまでに澄み渡り答を探す術も無かりき
8
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コタロー
打たれたる球追ひかける球兒等は同時に夢を追ひかけてゐる
6
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inosann
しばしの間くるまのシートにもたれれば峡ふく風が袖を揺らしぬ
21
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恣翁
暁の 見渡す限りの水芙蓉 なだらかに 蕾解けたりけり
18
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中野美雄
海鳴り響動み 黒みゆく海桐実を 照らしうすれゆく ありあけの月
8
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たたたた
僕に告ぐ「直ちに僕を解放せよ!」愛から夢から過去から僕から
8
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たたたた
子どもにも大人にもなれず曖昧な物体としてスペースをとる
9
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夢士
「立秋」の文字は暦をかえゆくもビルの谷間や熱風走る
15
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秋日好
横断の時だけ夫は手を伸ばす 恋人繋ぎ、これは譲れぬ
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