詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
本能寺
浴槽に 沈めばとける わだかまり ジャスミンの香に酔いしれる夜
26
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美津村
山猿も貍も入るといふ風呂に湯は溢れゐてわが身を浸す
16
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野々花
パン屑を撒けば小鳥ら集まって暫し賑わう冬枯れの庭
20
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へし切
名のみにも春の陽気にさそはれて散髪すれば襟足寒し
35
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恣翁
牡蠣食へば 金払ふなり 後輩が 「贔屓の店」と馳走になりつ
18
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浅草大将
菓子折の中は甘利に余りにもあまくしあれば目も眩みつつ
10
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浅草大将
勝ち負けを今に賭けたるトランプの後は使へぬババの一ひら
9
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にゃん
五七五七七で書する戀文を君に祕密でしたためる夜
10
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木田春太
イヤホンで寂しい体に蓋をする刻むベースを代替にして
8
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桐生賄
幾重にも 重なりし薄い 花びらが とても豪華ね ラナンキュラスよ
11
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リクシアナ
風吹かぬ暗室宛てに春便り印画紙淡く浮かぶひなげし
13
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風船人
雪を掃く手を止め眺むアンタレス夜はまだ明けず大寒の空
10
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ながさき
善人が 善人のまま 生きられる 社会を創る 趣旨に賛同
28
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只野ハル
ほろ酔いの浮いた気分の冷めゆけばおひとりさまの冬寒の夜
17
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Chico
接吻や嘘や泪や抱擁や 環状線に蹈ん張る君や
23
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詠み人知らず
冬型の気圧配置の潔さ 痛い大気が 清める世界
24
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へし切
はだれ雪消ぬべき恋のあだなるを世にふるごとや吾が憂き身かな
21
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恣翁
火取り蛾の白く群るがに舞ふ雪は 夜の色さへ埋み消しなむ
22
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清泉幸春
白雪に埋もれて年を越しながら子の日を待てる浜の若松
6
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清泉幸春
伊勢の海入日の果ての波の上の朱に染まるる志摩の遠影
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