KENのお気に入りの歌一覧
灰色猫
夏の日の焼けたレールを歩みゆく向かい風切る少年の旅
29
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横井 信
路地裏の子猫も今日は満月の空を見上げて夜道を歩く
17
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横井 信
風涼し つる草枯れたフェンスから見通し広く溢れる陽射し
12
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横井 信
花の野をさまよう秋の陽の中で蜘蛛の巣揺れて風を捉える
12
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横井 信
雨上がり 涼しい朝に見る空の雲の隙間に光は漏れて
15
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ひよこ豆
空見上げ月に電気が点いたよと家路を急かす幼き吾子の手
24
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石川順一
葉の蜘蛛はハンター口だけ動かして時折向きを少しだけ変え
16
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石川順一
岐阜県産あきたこたまちを食べて居るブルーベリーのダノンも食べて
11
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石川順一
扉から車体に移る速さかな蜘蛛の瞬時の跳躍凄し
11
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石川順一
バードとは鳥鳴きしきる森の中詩人のバードは詩作思索す
13
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滝川昌之
一本の指でたたいた鍵盤の音間に聴くきみの溜め息
22
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滝川昌之
「新米」で父の生家の香が届き手向けるリンの響き温める
20
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コタロー
名も知らぬ樹々にたわわの果實熟れ眞下に落ちた果實は腐る
3
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コタロー
朝燒けに池の水面は照らされし鳰は頭を突つ込み潛る
5
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夢士
白鷺の飛び来る畔や秋の風じっと佇み苅田眺めむ
14
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詠み人知らず
大発見古代人たちの談話室蔦のカーテンあげてこんにちは
15
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ひよこ豆
雨降る夜 濡れた路面の輝きにしるべ隠され焦るハンドル
20
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ひよこ豆
落葉がクモ張る糸に捕らわれて風の吹くたび廻り続ける
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へし切
この秋の野分に惑ひし桜木は紅葉をよそに枯れ葉となりぬ
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詠み人知らず
まがまがしブスリブスリと槍衾平和を乱すひと握りの悪
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