吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
灰色猫
月光を喰らって歌え鎮魂を最期の叫びを死にゆく者よ
18
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灰色猫
赤い糸ためらいながら引っ張れば小学校のあなたの机
25
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コタロー
軒下の立派な羽根の燕等自由自在に夏空を飛べ
11
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コタロー
蝉時雨に傘も差さずに濡れてゐる短かき命このまま濡れたい
9
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中野美雄
死に臨みゐる弟よ母よ苦しくはないか 月きらめけり海はらのうへ
13
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中野美雄
死にゆくものよ歌へ鎮魂歌 みずからに逝きにし月と昇りくる日に
8
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恣翁
穂の烟り 風に吹かるる小糠草 何しか睨む 実に憐れにも
21
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inosann
夕暮れの木々より湧き出づ蝉時雨今日の名残りに一際たかく
25
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滝川昌之
学生の分だけ空いたつり革で触れぬ背中のシャツも涼しく
26
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へし切
いつまでも君に抱かれ眠りたいたとへこのまま恋ひ死ぬるとも
28
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利己翔
絆って言ってなんでも収めてた とても小さな、胸が、震える
3
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利己翔
脳内で俺だけの蝉が泣いている止めるつもりはとうに無くした
6
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まあさ
ひと夏の 恋を謳歌す 蝉たちの 情熱的な 告白続く
26
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falcon
足もとに憂いをふくむ月草の青の沁みいる空なるこころ
14
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灰色猫
揮発油の匂いに烟る美術室ときにミューズの祝福のあり
15
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灰色猫
傘を閉じひととき雨を浴びてみる何処かで流れたなみだ想いつ
19
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河のほとり
夏草のかりそめなりとなぐさめよ憂きことしげき世にはありとも
17
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詠み人知らず
器から猫の足に導かれ藍の色は月を浮かせたり
6
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詠み人知らず
夕焼けの雲のボタンを掛け直し夜へのステップゆっくりゆっくり
6
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恣翁
滑らかに 濡れて光れる翡翠ぞ 青かる魚し 突き進むめる
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