たんぽぽすずめ。のお気に入りの歌一覧
小林道憲
そばの芽のひと雨ごとに伸びてゆく 茎の赤きも日々深まりて
24
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紫草
夜の更けて戻らぬきみを待つときの伏せし枕のあなたのにおい
20
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紫草
月の夜はまぎれようなしふたりして手とり抱きあい落ちる星あり
12
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紫草
もう永久に脱け出せぬかな輪転の尺取り虫は鍋ぶたに居り
19
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紫草
梅雨明けのビルの谷間の街路樹に蝉は時雨てぐんぐんと降る
16
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紫草
薄暗き階段降りたその先に屏風一面立葵咲く
26
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紫草
きりきりと純度の高い夜だから異質なものをひと匙落とす
28
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紫草
白昼を蛇は音なく滑りゆく他人の噂の何ほどのこと
27
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紫草
片空を茜に染める夕焼けをきみに伝えることばを探す
34
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紫草
透明にあやうきものに誘われて覗く水底素足となりて
17
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紫草
しんしんとさみしいひと日意味もなく笑いころげてみたりして居る
18
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もなca
降りそそぐ雨やさしくて銀色にうぶ毛ひからせ色付くトマト
14
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もなca
二ヶ月で我の背丈を追い越してトマトはぐんぐん空に近づく
17
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もなca
ままならぬことがあるのだ炎天をゆけば彼方に揺らぐ逃げ水
18
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もなca
いつだって話を聞くよ付きあうよ空が青いよ泣いてもいいよ
19
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あまおう
隣国の政治家ぶって熱帯夜 不快感とか あらわにします
15
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あまおう
週末は仕事ですから夏花火 素知らぬふりで湾岸道路
21
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あまおう
体温と同じ気温と言うけれど きみはも少し ひんやりしてる
33
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あまおう
ひとりきり 外食すれば カウンター 家族連れとは 隔離をされる
22
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あまおう
Tシャツの袖からこぼれ落ちそうな 桃よりまろき きみの二の腕
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