さるのお気に入りの歌一覧
加祢
ひな壇の五人ばやしのさながらに笛つつ太鼓を持ちて奏でり
12
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柚々
あなたにも移ればいいのにカゼのやうに私の氣持ち少しでいいから
7
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きりあ
この街に降り残る雪東京にくれてやるからさぁ春よ来い
9
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垂々
月半ば決まって会いにくるひとの亀裂みたいなアイロンのあと
7
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柚々
君想ひ櫻の散るを待ち侘びる花瓣と共に想ひ散りまし
11
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螢子
ひたすらに突っ走っては来たものの中休みする因幡の兎
12
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きりあ
電脳の波間漂いフラフラとしてたら偶然友のブログ
6
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まるたまる
ふにゃふにゃと甘えてみたら「やめてくれ」二十五年の夫婦の現実
12
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加祢
この春も去年とかはらぬ色そめてかの人の愛でし梅の花咲く
19
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きりあ
ポリープは赤い液体で染められわたしの子宮で蛇になってた
11
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きりあ
遅咲きの花を従え来る春に真っ正面からお帰りなさい
14
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加祢
大師範は足裏の米と笑ひたるとらねば食へぬとつても食へぬと
11
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光源氏
あさはかに物の情けも知らずしてながむ憂ひは心くるしき
19
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垂々
音のない「またね」車窓を曇らせて 3番線のドア閉まります
40
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きりあ
早春のオノマトペほら踊っている雪解のチリリが可愛らしく
11
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まるたまる
触れられたところを一人思い出す最初はくちびる もう熱い息
18
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ほたる
熱い息みぞれの午後に蘇る春まだ浅く思いは深く
25
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加祢
千をかけてみつの音たたく拍手を嬉しくも聞く宵居なるかな
17
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まるたまる
蒼い部屋は水槽みたい教科書の海藻を避けてカーテンを開ける
18
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詠み人知らず
雨の降る二月尽の朝の庭黄片栗が艶やかに咲く
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