都詩のお気に入りの歌一覧
美津村
手の甲で蠅を払うようにして「持って帰れ」と追い払われる
6
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美津村
エンジンの熱気に運転台暑く日差は深くわが膝に差す
9
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詠み人知らず
とぼとぼと歩める道の果てしなく何処に吾の幸せの棲む
13
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松本直哉
身ごもりてかすかにかしぐきみの背を見つつあゆみき桂川べり
3
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ゆうくん
緑葉の 傘に寄り添う 柿の実は 雨ふる里に ともる秋の灯
16
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月虹
各々にある人生を背負いつつ列車を待てる人に秋風
26
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花梨
立山に嵐吹き去り紺碧に仰ぎみゆるは新雪の峰
8
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詠み人知らず
拘った 二人の洒落たリビングに今は部屋干し オムツの花咲く
15
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詠み人知らず
仕事では 鬼と呼ばれたこの腕も今は娘の夢の搖り籠
17
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美津村
手術室を出でくる妻を我は待つ和英の聖書置かれし部屋に
11
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キャット・アイ
夕明かり今しばらくと願えども吹く秋風に親友は散り逝く
3
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小林道憲
青蛙跳ねて時折戸に入りぬ 日連ね雨の降りつづくころ
33
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松本直哉
風をいたみ電線うなるあらしの夜むかしのひとのふみよみかへす
6
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詠み人知らず
もふもふの猫のおなかの心地よさ頬うづめれば日向の匂い
12
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西村 由佳里
身体ごと風に飛び込みゆく先に第二走者の君の手のひら
9
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松本直哉
くもり日の暗きくりやに秋の栗むきつつ聞きぬ警報解除
4
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浅草大将
かつ結びかつは消えゆくうたかたのあはの名をしも世には残さず
14
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夢士
通勤時上着持ちをり秋彼岸朝な夕なの風に合わせむ
17
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美津村
夕焼けの伊吹の峰を次々に越えくる雲は紅の色
13
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詠み人知らず
心エコー 暗い画面に 我が鼓動 波打つ様は 深海クラゲ
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