紫苑のお気に入りの歌一覧
只野ハル
我の手を強く握り体重を掛けてくる母を支えて歩く
11
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ながさき
天高く 筑波の峰の 霞雲 稲穂は揺れて オニヤンマ飛ぶ
19
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へし切
憎み合うことの愚かさ知らぬ故世にあらそひの絶ゆることなき
27
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みやこうまし
この夏は晴れぬ日多くなに故と夏の申し子木槿に問えり
16
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松本直哉
こぞのゆかた膝丈となり姉のゆかた借りてぞいにしまつりのゆふべ
3
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みやこうまし
君がいて我ありとうライバルの逝きて空しや今日の送り火
22
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松本直哉
いまはなき王女のためのパヴァーヌの竪琴ゆゑに千たびなげきつ
4
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紹益
今日もまた 朝から雨が 降りしきる 日差し足りずに 野菜心配
12
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紫草
愛されて自尊に歪む娘の顔が優しく変わるを見守りており
18
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松本直哉
貴船川あさせのみづのつめたきにサンダルぬぎてあそぶなつの子
5
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みやこうまし
大文字炎の消えて煙立つ山辺に残る母の残像
18
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村上 喬
水色の風にふかれて歩き出す心許ない笑みをうかべて
13
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みなま
子は行ってしまうのだろう 猫と犬薔薇と葡萄と母は空を見る
7
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恣翁
好きに生き 義父身罷りぬ 唐突に 蒸したる天に蝉時雨降る
26
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みなま
吾ひとり残されるなら今ここで消えてもさほどかわらぬ ダリア
15
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みやこうまし
生き死にけじめはあらじ気が付けばあの世から此の世を覗いているよ
17
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備前 大輔
子を産みしホットパンツの新母に注がれし香の匂い立つ夏
5
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村上 喬
コスモスの咲く頃となりコスモスの向こうに広がる空の青さよ
14
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月虹
カラカラと渇いた音を響かせつ夏の孤独を吐く換気扇
27
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ながさき
本心を 言わずに何を 恐れるや 今は自由に もの言える時
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