詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
この胸の痛みが君を呼んでいる風であるなら撫でてください
20
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灰色猫
言葉では届かぬものを越えるためぼくらは肌を持つのでしょうか
21
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藍子
秋の日に外し忘れた風鈴の音色厳しい風を教える
11
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藍子
隣から微かに聴こえる琴の音に耳傾けてそっと楽しむ
8
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ラベンダー
ついに来た 「西高東低」「北風」と 天気予報は 冬の様相
22
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ラベンダー
記念日に 料理嫌いの 祖母作る 愛情こもる ちらし寿司食む
15
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関山里桜
今日もまた人にもらひし美しき言の葉ひとひら飽かず眺むる
16
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千映
早々に黄泉の国に逝った友たちがやっぱり四季があるといってる
7
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千映
青空も地面もこころも繋がって隣に居ないあなたは魔物
11
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千映
もう少し体力あれば子育てをまたしてみたい婆の夢かな
9
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石川順一
北向きの我に発進急な車が我をどかせる日は燦々と
5
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石川順一
南下する急発進の車かな快晴の日の祭りの馬かな
13
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滝川昌之
さりげなく流行りのチェックを見せ隠し寒風ひらりとコートの裏地
21
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へし切
願いはね 愛しき君が傍にいること 唯ひとつ それだけなのに
18
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夢士
今冬の予報聞くたび寒くなるおでん燗酒言の葉ならべ
18
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葱りんと
窓辺にて雪を眺めて「ゆひら」など 呟くダメだな おばちゃん似合わぬ
10
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角谷守
主語である君の文法 目的語に成れない僕を削いで綺麗だ
7
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とはと
よく晴れた月と明かりの雲梯の下で耳掻く時計の兎
6
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灰色猫
若草の芽吹く野原を歩みゆく踏み潰しつつ巨人を生きる
16
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灰色猫
少しづつ衰弱してゆく父の背に紅葉愛でる祖父が面影
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