さるのお気に入りの歌一覧
ほたる
後ろから不意に抱きしめられるのは最上級のラブだと思う
14
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きりあ
ソファーにはきみの抜け殻ブランケット卒業の春に見つけたもの
5
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垂々
眼球をレンズで覆う身としては春風の砂に殺意すら覚え
7
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加祢
うす紅にふくらむ珠は雪解けてひとひらごとに沿ふ思ひかも
24
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柚々
春の日に璢璃のかがやき野邊にたつ天のつかひか珍しき鳥
8
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ほたる
春愁の午後に身体の真ん中で灯るあかりを何と名付ける
15
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きりあ
語彙の海に深く沈む青年の心の奥に死は何時も有り
8
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柚々
あたら夜を共に過ごしし月なれば時移りてなほ思ひ變はらじ
7
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きりあ
まな板の消毒液の作り方を弟と話す星月夜
4
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まるたまる
薄くなる衣に反し厚くなる脂肪を摘まむ春の憂鬱
18
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加祢
風に乗り舞ひてふれこし山櫻みればふたひら重なりてあり
11
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紀湖
北向きの曇ガラスに白い影 柔く照らせよ仄暗い部屋
6
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詠み人知らず
強風に倒れし今朝のジンチョウゲ起こせば強き香りを立てる
20
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ふきのとう
母想ひ不正に走つた受驗生やるせなくも立ち直り願ふ
7
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垂々
持つ者と持たざる者を選り分けて着色をする神の絵手紙
7
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加祢
ふり明けてみれば雲間に大やかな虹こそ掛かる秋の友垣
13
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詠み人知らず
水縹にあやめもはえる絹の帯解く音すずしふうりんの影
16
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きりあ
空に鳥 心がそっと涙を拭くよ真っ直ぐ歩こう雪蹴散らし
2
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まるたまる
一言ですべてが終わる時もある滝に飲まれて落ちて砕ける
10
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ふきのとう
ひなまつり明るく歌う孫娘心和みて共に歌えり
10
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