吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
瑠璃の中 泳ぎし銀のスプーンは 冷たきジェラート乗せて曇れり
16
もっと見る
詠み人知らず
ハイボール 気楽に独りで呑むときは 微かに味の滲みた氷で
14
もっと見る
葱りんと
好物に 埋もれ死ぬのは 幸せか 昆虫ゼリーに 溺れたクワガタ
9
もっと見る
千映
ゴーヤ煮て苦みも元気の素になる元気がほしい処暑の夜に
12
もっと見る
灰色猫
南風吹かれるたびに呼ばれてるこの潮騒はあなたでしょうか
21
もっと見る
灰色猫
肉体は炎のように儚いね守りたいから捧げたんだね
17
もっと見る
灰色猫
戦死者にとびだす銃を弔いに花がとびだすやさしい銃を
14
もっと見る
灰色猫
あぶらぜみひとつふたつと拾っては雨に撃たれぬ土の眠りに
18
もっと見る
詠み人知らず
君思へば真夏の板チョコのごとくに 正体なくし蕩ける心
19
もっと見る
詠み人知らず
焚きもせず漬てもせで 身を清めては 夏の夜とて 風受け寝たり
17
もっと見る
児島白汀
何事を語るともなく居酒屋で 一人飲む酒古稀の歯に凍む
11
もっと見る
石川順一
雷鳴の前にレディーボーデンと種無し冷凍葡萄を食べて
9
もっと見る
千映
歩行器で漸く歩ける母の今踏みたい駄々こね足踏みミシン
13
もっと見る
夕夏
はんたいのたいはたいあんのついではんたいせいはていたらくのてい
4
もっと見る
灰色猫
孤独という蝋燭ひとつのゆらめきが星を動かす力であること
26
もっと見る
灰色猫
この赤い車椅子の名はフェニックス外科病棟じゃ無敵なんだぜ
23
もっと見る
灰色猫
かーちゃん痛いかーちゃん痛いと真夜中に痰を吸われる翁は嘆き
19
もっと見る
灰色猫
さらわれて魔女におなかを割かれたの言葉の点滴打たれているの
19
もっと見る
inosann
人の後ついてく質に抗いて粋がって生きた軽い後悔
26
もっと見る
夕夏
あなたへとつたえたきことうたにするかなでえんずるとどかぬおもい
5
もっと見る
[1]
<<
447
|
448
|
449
|
450
|
451
|
452
|
453
|
454
|
455
|
456
|
457
>>
[499]