KENのお気に入りの歌一覧
横井 信
父母の語る言葉にうなづいて風に耐えてる枯れ葉が揺れる
14
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バロンマン
昭和から平成そしてその先も焼き芋売りの伸びやかな声
11
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バロンマン
ツリー無くサンタは素通りしてゆけど二十四日はクリスマスイブ
8
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滝川昌之
デコボコの痘痕の柚子も湯に入ればあなた温めてスベスベにする
19
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灰色猫
北欧の白夜のように燃えているふたりの恋は夜を待てない
20
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灰色猫
雪の日の雛鳥一羽が君であるその冷たさをそっと包もう
21
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うすべに
つむじ風 最後の一葉舞い散らす 芽に飾られて枯れ枝光る
15
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詠み人知らず
死後界はありやなしやと禅問答応えて曰く「糧にきす」と
12
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うすべに
葉が散って広がった空 公園に ベンチの老人おだやかな午後
16
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詠み人知らず
可もなくて不可もない日々暮れて夕米研ぐ水の冬の冷たさ
17
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うすべに
もう出るよ そう言ったのに待たされて ふわりと雪の夜空見あげる
14
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へし切
「しあわせよ」君が言うから 僕もまた そうなんだよと手を胸に当て
17
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露草
透きとおる熟れて落ちそな柿の実の色をきわめる短き冬日
11
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露草
黒胡椒ピリリと利いたおつまみの歯ごたえ楽し極太メンマ
12
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コタロー
香ばしいパンの竝びぬパン屋さん道行く人をふんはり包む
11
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へし切
今 僕がしあわせである そのことが君のしあわせ 共に生きてる
20
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灰色猫
コンビニのおでんのたまご買い占めるおでん女子への逆襲として
19
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夢士
冬ぬくし野辺に咲く花春の花なれど冷たき米研ぎの水
20
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横井 信
手に余る仕事をひとつ積み上げた机の上に可愛いお菓子
17
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滝川昌之
鼻を衝く異臭は地下の一角に段ボール纏う冬は厳しき
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