紫苑のお気に入りの歌一覧
想野
泥に建つ君が倒れたこの街で物売りの子に声かけらるる吾
6
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松本直哉
台所仕事をおへてききいりぬスイスロマンド管弦楽団
4
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浅草大将
来る年は常葉の陰のあらざれば代々木のせみも今年限りを
7
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村上 喬
「ワーキングプア」と言いし人ありて刹那に生きる人はあふれる
22
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恣翁
浜にあるボートの尻を 波の舐む 浅瀬を犬の駆け回るたび
14
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松本直哉
象牙色のクセジュ文庫を読みさして無明のわれに秋風ぞふく
7
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みなま
幸せな二日過ごせし歌人らは引き留める雨に濡れつつ帰る
9
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紹益
晴れたのは 一日だけで 今日も雨 お米実らず 飢饉心配
11
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村上 喬
独り言つ柱時計は晩秋の朝を刻みて朴訥である
20
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ふきのとう
ようやくの澄みたる空にエンジンの響く田園は秋の気配に
8
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松本直哉
磔刑の傷にふれずは信ぜじといひしトマスのいさぎよきかな
2
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村上 喬
秋の日の吐息もれたる束の間に柿の実うれてまた一つ落つ
22
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松本直哉
いつのまに手つながずなりしわがむすめ夏の帽子に額をふせつつ
4
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みやこうまし
認知症治らぬものと知りながら 耐えて支える延命地蔵
20
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恣翁
中天の白日 将に下りむとす 潮さへ戻す黄河のごとく
15
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車男
食べ物の映る番組避けるのはついに諦め苦悶楽しむ
8
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ふきのとう
開け放つ窓から聞こえる叱る声残り少なき夏休みかな
19
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車男
キーボードの角度をまたも少し上げ機能低下の手を恨むまじ
11
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みなま
かめむしにはじめてさわった吾を見て祖父大笑せし広島の山
8
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詠み人知らず
ぬばたまのブラックサンダー齧りつつサラリーマンは特急を待つ
4
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