都詩のお気に入りの歌一覧
松本直哉
渾身の力のかぎり土もたげ春をゆめみてヴィオラの発芽
4
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松本直哉
新生姜きざめばかをりさやけかりうるめいわしの煮つけにそへつ
4
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詠み人知らず
寝たきりは院の都合が作るもの立つな歩くな食べたら寝てろ
8
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たそがれ
君の名を ふと つぶやいて まだ君が 私の中にいることを知る
12
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栞
天空に神が棲まうなら山頂で消えた命の意味を教えて
12
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詠み人知らず
本妻も妾も女の意地があり嫉妬を隠し互いをたてる
2
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詠み人知らず
ママがパパ 嫌いと言えば 子がそっと スプーンで僕に プリンひとくち
17
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南 骸骨
仕送りのラーメン茹でて友の言うなんたら論を閉じ込めてやる
9
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みなま
二回目の金木犀は控えめで秋のひかりの移ろいを告ぐ
14
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詠伝
錦模様脱ぎ捨て大雪山系は真綿の帽子を目深にかぶる
14
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速魚
とりあえず一番という立ち位置に怯える 妻という危うさ
18
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ふきのとう
新米の香りの高き美味しさを漬物ひとつで深くあじわう
19
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みやこうまし
今日までの長生きしたる功罪の掴めぬままに子等も老い来ぬ
21
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へし切
夏過ぎて団扇でもめる永田町松島めぐり波風ぞ立つ
12
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詠み人知らず
祖父母からボンタン飴を与えられ 嫌いと言えず溜まる引き出し
20
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すばる
ギスギスとささくれ立った心にも効くクリームを探しています
23
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詠み人知らず
白蓮の歌集を読めばなほ哀し激しき思い知らずに生きて
16
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松本直哉
道の辺にすすき手折りて指揮棒のごとくふりつつかへりし日暮れ
13
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京都次郎
やまとうた ひとのこころを たねとして 大地一面 咲き誇りたり
12
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南美帆
秋の山風の抜け道ビョービョーと揺れるテントに子と眠りゆく
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