KENのお気に入りの歌一覧
コタロー
冬の陽に煌めゐてゐる波の上輕鴨は群れ鳰は孤立す
6
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滝川昌之
叔父叔母に母の匂いを探しおり兄弟喧嘩の逸話ひとつに
20
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うすべに
月の蜜 あたしに触れる真っ直ぐな眼 それに癒されそれで傷つく
10
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露草
こだわらず揺れず歪めず偏らず心ただして今を生きなむ
16
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夢士
箱根路を一気に下り小田原へ田町を抜けてゴールの笑顔
13
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横井 信
夕闇に白く浮かんだ水仙の花は見送る小さな灯り
14
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滝川昌之
昼酒もまだ許される松の内あてを求めて重箱のすみ
22
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灰色猫
本年も成人式でやんちゃするド派手な奴がニュースを飾り
21
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横井 信
手を合わせ歩き始める穏やかな陽射しの中に梅は一輪
16
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横井 信
鳴き声が頭の上を飛び越えてモズの姿をこずえに探す
13
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横井 信
歩き出す病院前の陽だまりで雀の歌は空へと昇る
15
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滝川昌之
「じゃあね」ってゲートで告げて振り向かず君の街へと飛ぶ吾子の背よ
25
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うすべに
かぎろいに 明けの明星うすらいで 川霧ひかる水鳥の影
13
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つゆふみ
「あけまして」こわばる笑顔で見上げても明けてはいない空もこころも
9
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恣翁
恬淡とすらむか ぽっかり浮浪雲 この天の下 何処も同じ
14
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滝川昌之
沿道に小旗は落ちて韋駄天の若武者たちが過ぐ夢の跡
24
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つばす
椿咲く山を登りて上を見るどこまで続く赤い細道
5
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クロネコ
北里を 荒び閉ざすは冬の華 雪も想いも 積り深まる
10
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バロンマン
冬枯れの庭に千両の実が赤く 富籤一番の初夢を見る
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へし切
親しきが集ふ昼餉に花が咲く 箸がすすむよ 心も弾む
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