詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
春望愚人
千兩の實一つくわゆ愛猫の紅さしたごと新年の朝
8
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春望愚人
初午の稻荷社に向かふ我と孫捧ぐる赤飯ほの温かく
4
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染季
1と2は隣り合わせの仲なのにどうして遠い 独りとふたり
10
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染季
もぐりこむ布団の奥のつま先が冷たい、いいの私ひとりで
10
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染季
「はいチーズ」だったら奇跡は残らない当たって砕けろ不意打ちシャッター
4
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へし切
さびしさは心のそらに満ちるらし露ぞかはかぬひとり寝の床
24
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灰色猫
潔く捨て去ることも出来ぬまま核の業火に弄ばれて
16
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恣翁
少しだけ カーテンを開け 膝の上に 日射しと海の眺め迎へり
22
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恣翁
然迄して 生き永らふる意味問へり 人工透析しつつの生命
21
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横井 信
寒さます 駅のホームで 動かない 開いたままの 電車の扉
13
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夢士
丹沢の連山映ゆる朝の陽や並ぶバス停はく息白し
15
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詠み人知らず
里灯り遠くに眇め影させる寝床みつけて丸む子猿
14
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灰色猫
乙ちゃんと渚に書けど流れさる暮れゆく海の浦島太郎
14
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もぢずり
冬晴れの風が枯れ葉を集めくれお禮言ひ言ひ初仕事終ふ
10
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夢士
誤変換するはパソコン恐ろしや見逃しするは人の責任
15
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滝川昌之
やさしさは掻かれた路肩の雪にある枝に干された手袋にある
25
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詠み人知らず
同情の声など要らぬとゆうたくちあんぐりあけて餌をまつさもしさ
12
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灰色猫
つなぐ手もかさなる影もないままに孤独な帰路で出会えた猫です
18
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林林
「感情をこめて、もっと迫力を」豆まく子らに言われてる鬼
23
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千映
ポット二本湯たんぽ四個我が家では冬を乗り切る愛する道具
10
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