KENのお気に入りの歌一覧
灰色猫
紅はるか小石を敷いた熱々の鍋に並べて心ほくほく
23
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へし切
身は枯れて細き先枝に萌え出づる夢はふふみて春を待つかな
23
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うすべに
霜覆う 枯葉の影に花化粧 見る人もなく道端に咲く
16
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さきな
「冷えてる」と優しく頬を包む手が兄のようから一人の男性へ
5
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みつ
真っ暗な舞台が僕の生き方だ 暗転 明転 次第に好転
6
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夢
君歩き 道思ふとて ゐたづらに 今や移れり 於母影もなく
6
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ななかまど
風のきてマフラーなおし福寿草枯野にひと株一日豊かに
8
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つゆふみ
汚れてもこの森がまだ好きなんだキノコ狩りした夏は遠けど
12
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つゆふみ
十六の鎖骨を横切るネックレスホルモン剤は毎日飲むわ
9
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もみじ☆彡
初梅を 待たず雲居へ 駆けるひと 俗世にのこす 知見と精神
17
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露草
屈託なく「会いたかった」と青年の告ぐる若さに胸を打たれり
13
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横井 信
飛び出した勢い止めて深呼吸 雨の香りにいま少し待つ
20
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灰色猫
烟られつ老いも若きもじっくりと熾き火のお芋のほふほふを待つ
25
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うすべに
長い夜 夢の結び目たどったら 暁の糸そなたへなびく
14
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へし切
頼れるは近くの他人と言ふけれど付き合い難き隣国のひと
21
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夢士
情けなや こほん と小さく咳きて胸に手を当て涙する今
18
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蔓葵
わが恋はとよ葦原の分け小舟障りありともこがれてぞゆく
15
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つゆふみ
二万年核の竜舞う地の児らに和歌千年の劔ください
7
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横井 信
祝日のゆっくり昇る太陽にひかる枯野を静かに進む
16
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へし切
着飾ればおとなの形になれるともあらまほしきは大人のこころ
20
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