時計台のお気に入りの歌一覧
只野ハル
名も知らぬ終の棲家の山影の簾越しにも見る星月夜
14
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へし切
逝きし君 残れる吾もいずれ逝く 終の棲家は同じ奥津城
11
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KEN
研ぐものは 風か時かは 冴ゆる月 雪照り返し 頬に冷たく
11
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茂作
風花や明き空より舞ひ散りて 梅の蕾の咲くを惑はす
20
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滝川昌之
過ぎたるは及ばざるかと加湿器の結露を拭う冬の朝窓
14
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ななかまど
凍て空の山の彼方の細き月夜空に付けたあれは爪あと
13
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へし切
診断も隔離も防止も 人任せ 増えて初めて慌てふためく
8
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滝川昌之
ネクタイの結び目ごとく俺流の型になった妻ぞ愛しき
11
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へし切
ブースター たった一月の前倒し これでコロナと戦えますか
9
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茂作
房總の宿で地酒の飮み比べ 少しの贅澤妻との時間
15
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ななかまど
体内の目覚まし時計に起こされて思い出しおり十代の朝
10
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ながさき
本覚の 栖(すみか)離れて いずくにぞ 楽しみありや みな苦なるべし
8
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茂作
故郷の冬の思ひ出手洗ひの 氷に驚き母を呼ぶ朝
12
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滝川昌之
俺が来て話題を変える同僚は内示を受けた俺のポストの
13
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ななかまど
機関車の後に従う貨車たちのようにワクチン接種の列は
12
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灰色猫
帰れない場所へと帰る我が妹と涙もろとも正義を振るう
8
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灰色猫
夏は来る素朴に咲きし紫草の万の花は春に吹かれて
8
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へし切
軽症と侮り難き オミクロン 移るべからず 移すべからず
9
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茂作
ほんたうは好きだよなんて云へなくて 仲良し以上になれない君は
11
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滝川昌之
歩道橋じゃんけんグリコで上り下り霜焼けの手を握り開いて
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