KENのお気に入りの歌一覧
夢士
蝋梅の香流るるや谷戸の森ベンチに憩ふ二人のシニア
10
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滝川昌之
好き恋は土鍋のようにジンワリとぐつぐつ燃えた熱を残して
15
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更紗
ひとひらの雪 ふうわりと舞い落ちて はかなきものは かくも美し
8
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うすべに
散り敷いたうすべに拾う さざんかのやわらかな霜 指が驚く
13
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由縁
大粒の涙を流す横綱は 園児の頃と変わらぬ負けん気
6
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横井 信
満ちてゆく月を見上げた交差点 明日はどこへ歩きに行こう
12
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滝川昌之
赤本の受験生から遠ざかる 風邪気味 車内で無言のエール
22
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へし切
しがらみも時に縛らるなき身とて何か侘しき老いの日々かな
20
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詠み人知らず
購買欲あおる心の隙間をつく高齢者向けに溢れる広告
12
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幸子
腸壁の絨毛一本一本が歓喜し栄養吸い込んでいる
15
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幸子
ありがたい 突発的に降ってきたピンチを紙が預かってくれた
15
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幸子
紗の薄きカーテンのごとき鯉の尾のスローモーションでひるがえるかな
22
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うすべに
アルバムにきみの笑顔と古い夢 まだ燃え残る遠いあこがれ
12
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もみじ☆彡
「ようきたね」 火鉢の前に 大祖母の 今もいる気が する初春よ
18
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夢士
娘から四人の孫へ渡りきてお疲れさまと迎える晴れ着
16
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横井 信
温かいスープの湯気に迎えられ剥がれ落ちてく冷たいしずく
11
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由縁
物書きと自ら定めた枠組みで父母蘇らせ生い立ち語る
7
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由縁
弁天の膝元泉で水みくじ 病良くなると喜ぶ夫は
7
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由縁
撫でていた山羊の頭突きを受け孫は 泣いてすがる気弱だった息子に
9
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由縁
松取れて簡素な食卓賑わすは 戻った子らが残すエピソード
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