紫苑のお気に入りの歌一覧
村上 喬
新風は柑橘系のかおりして光度も照度も高めたようだ
16
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松本直哉
薔薇いろのメトードローズさらひつつ少女の足の床にとどかず
2
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都詩
緊張の演奏終えし高校生「ハナ・ホウ」の声に顔の輝く
13
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只野ハル
涼しさにビール呑まねば歌ひとつ浮かばぬままに聞く虫の声
10
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車男
キーを打つ我の写真を掲げれば「タクト振るがに見ゆ」と友書く
12
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みやこうまし
十年の残生あるや歌詠みて 斉藤史の跡を踏みたし
14
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浅草大将
根を張るはあすかの川を昨日にて身はなには江にけふのうき草
8
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車男
頼まれし原稿ひとつ書き終えてピアノトリオに緊張ほぐす
14
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もなca
逝く夏を知らせるように夕暮れの風がしずかに運ぶソナチネ
21
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松本直哉
新宿のやそのちまたにふみまどひ妹がすがたをうしなひしかな
4
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みやこうまし
歌詠むは何の目的 パソコンに 歌への愛の軌跡を残す
13
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みなま
白猫はキミの囁き黒猫はキミの温もりきっとそうだね
14
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みなま
跳ね上げて砕け散ってく雨音に夏の終りをきいてるひとり
16
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みなま
既視感の隣に必ず君がいてああ違うって理解してわらう
15
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松本直哉
角笛のこだまきこゆるねやにひとり身をこがしつつきみをしぞまつ
4
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灰色猫
弔いの 花束いつも 揺れている 徒歩一分の コンビニの角
18
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紹益
つばめらは 南の国に 旅立ちて 家の軒端も 元の静かさ
18
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松本直哉
白き帆をかかげてきみの波間よりかへりきたるを爪立ちに待つ
9
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村上 喬
四万十の流れは清くよどみなく君のからだのなかに流れる
29
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只野ハル
こおろぎを昼間に聞きて田を見れば出揃う稲穂風になびけり
15
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