詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
紫草
葉桜となりゆく季の眩しきに人はひとりと身にしむものを
19
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千映
木々の影伸びて車で走り去る腕まくりする寒がり夫と
11
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桐生賄
叶うなら 故郷の海 もう一度 船で沖へと 行ってみたいな
27
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みやこうまし
妻去りて一人身になり束縛と自由の良し悪し秤にかける
25
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大上
増す日々に殘る西日は落ち難く六時の鐘は夕の刻まで
8
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千映
十五年咲いた牡丹が枯れたので寂しさゆえに二本求める
14
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夢士
昼も夜も孫ら相手に日の暮れむ歌を詠ゑば夕焼け小焼け
23
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林林
わが子らと両手繋いで甥っ子はむんとふんばり階段登る
23
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夢士
静寂や耳に残りし孫の声今より休むほつと一息
25
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林林
いつまでもいつまでも手を振り続け見えなくなった、また会えるかな?
36
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(一花)
ふくらんだカーテンの中で待ち合わせ春風を飲み秘め事を食む
7
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千映
弁当が虐めの原因知らなんだそんな時代でなくて良かった
13
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Chico
凭れなば支へてくれし淋しさをきみに遺しき 魂ちはふまで
29
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みやこうまし
まあまあと思えばとにかくいらいらとしないで生きていけるものかな
22
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恣翁
榧林 潮のごとく 風に鳴り 分教場の玻璃窓揺れたり
23
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なかしぃ卿
大股で横断歩道闊歩する バンドがありて我もなりきる
7
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なかしぃ卿
皆人が四角見つめて何事か耽る無言の車内静けし
11
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深雪
単身で戻るあなたを探しては テレビニュースの赤い列眺む
18
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来夢
姪っ子の四半世紀と同じはず我れの変化は老いのみか
8
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来夢
亡き祖母に詠まれし君はのびのびと 記憶なき日の我に出会いて
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