詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
日向猫
長雨の終わりをそっとたしかめる ベランダ越しに傘を数えて
23
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日向猫
アラームが雨音に溶けてたよりなくベッドに浸み込む雨の憂鬱
24
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詠み人知らず
さわさわと小さな庭の猫じゃらし この夏きみを抜けなかったね
15
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へし切
恋文は 届いているの 問いかけて夢で逢えたら 渡せるものを
11
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朝がお
今日もまた通りゆく路なのに魔がさして曲り角背に魔法の世界へ
4
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南 瑠夏
青春の不満の数だけ積み上がるロックンロールと僕の本棚
4
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日向猫
枝豆の炊けるにおいが馥郁と鼻孔くすぐる食欲の秋
17
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inosann
すじ雲が大気の高さあらわして四方を見下ろす秋の青空
9
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みなま
好きですとあきらめましたの間にはそれでも一緒に居たいがあるの
14
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律
教室からいちょう並木を見降ろして 神様みたいな気持ちになった
4
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日向猫
携帯がアイコンで告げるバースデイ生きていたなら何歳だろう
24
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日向猫
貧しさに温みがあった時代には少女の頬にひかりやどりき
23
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ゆきほ
その国の言葉で「ひかり」は「ルミエール」舌を使って優しい音で
5
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みなま
果実割り紅の実を一つ一つ解けるさまは解剖に似て
10
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日向猫
香り追い金木犀を探すうち ここにいるよ と鳴く猫見つけ
20
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みやこうまし
軒先にぽつんと光り柿の実の下がりてありぬ暮れの落柿舎
13
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inosann
友くれし古くなりたりオルゴール途切れ途切れに懐かしく鳴る
11
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日向猫
虚ろなる器に注ぐ美酒はなく南京豆をカラリとふたつ
18
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河のほとり
秋風の吹く夕暮れは葛の葉のうらみてもなほひとりなりけり
8
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日向猫
冷たさと遠さを映す濃い青の秋空はもう思い出の中
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