紫草のお気に入りの歌一覧
千映
歳ごとに派手になってる洋服のそれに見合った顔を作りぬ
15
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藤久崇
草露の 香に寝覚むれば 水月の 潤う町辺に 日は昇りつつ
17
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むらさか
幸せを 数えるために指がある 感じるために人生がある
15
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詠み人知らず
棄てられた自転車だけの人の数 ほんまウチらは 豊かなんやな
24
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詠み人知らず
夕暮れの路地の匂いは玉葱が 母の願いに 応えたカタチ
23
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詠み人知らず
躊躇せず深切心を振り撒けば 世の諍いは 流れて消える
26
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詠み人知らず
冷風の恩恵を受けゆったりと 新緑飛ばし 雲に追いつけ
20
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海恵ふきる
「ひとでだね」あなたは笑って包み込む 波打ち際のわたしの右手
10
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海恵ふきる
みっつしか弾けないコードでゆっくりと唄うあなたは夜を濃くする
9
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へし切
梅雨入れば目には紫陽花あやめ草 君と眺めたあの夏空の下
23
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千映
繋がらぬパソコン眺め溜息が頭の真ん中うたのわがある
11
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むらさか
とりあえず 煮ればいいのよ 野菜とか 漬けときゃいいの ぬか床とかに
12
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只野ハル
梅雨なのに今日も晴天紫陽花は皐月のあとに不安気に咲く
26
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詠み人知らず
燃料は二千気圧で噴射され 滑るがごとく 走るディーゼル
19
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あゆか
再会は座り間違えたコンサート駅までずっと歩幅が同じ
17
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灰色猫
眠りという静かな別れ寂しくて母の寝言に言葉を返す
28
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灰色猫
少女らは花の散るたび大人へと清か檸檬の香りを纏い
20
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詠み人知らず
ゐるうちに だんだん遠慮のなくなりぬ 脱ぎつる服も 散りぼふままに
27
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野々花
常夜灯点して眠るあの人の便り途絶えて三年になる
26
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むらさか
捨て猫をかくまうように肩を貸す 東横線でねむるわたしに
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