名鈴のお気に入りの歌一覧
ななかまど
雨の日の重い一日を始むべくすいと手をあげラジオ体操
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樟明子
道端の守り神に手を合はす釣り人の夫海に繰り出す
5
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滝川昌之
「電停」と江ノ電の駅 呼ぶ甥は長崎生まれ市電の育ち
16
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水紫
会いたくて思い馳せ眠る夢の中ただ二人でいるそれで幸せ
3
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あかつき
美しき友の天差す指先にそっと口づけするオニヤンマ
11
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弥栄成就
雨の夜 窓をコンコン 迷い雀 どうぞ一晩 お泊りなされ
11
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谷村思亜
さみしさの 行き着く場所はどこだろう 誰も知らないきっと砂漠に
5
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ケンイチ
日常と呼ばれたものはこれなのか 見慣れた顔とすれ違ふ朝
10
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水紫
珍解答夜更けるほどふわふわと上の空に浮くわれながらの謎
5
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水紫
肩を打ち鞄の色変ふ通り雨けしきかきくらす迫る憂鬱
3
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トウジさん
大丈夫の 父は小さく なりにけり 定めといえど 卒寿過ぎたり
8
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あかつき
弟よ言葉は要らぬ松島でふたり歩いた夕凪の海
11
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千映2
東北の梅雨は寒いと便り書く冷凍酒粕あまざけになる
5
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うすべに
雨音の小さくなれば待ちきれず 鳴きだす蝉の声に夏聞く
9
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ケンイチ
アマゾンの空き箱が増えていく部屋でルールをひとつまた食いつぶす
7
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灰色猫
ソプラノが奏でる歌に比べれば全てのアートは比喩にすぎない
8
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はなしのぶ゙
海鳴りを貝の鳴きあふ声かとも思ひてわれの音量あげる
4
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横井 信
浮かんではこころをゆすり消えてゆく水に流れる雨の静けさ
13
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うすべに
雨上がる 梅雨のあいまの薄い陽に 露を透かせるはすの花びら
10
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灰色猫
満天の神住む峰に降りそそぐ流星たちの交響楽団
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