名鈴のお気に入りの歌一覧
あかつき
如月に祖母が逝くのを見届けて前より遥か遠いふるさと
11
もっと見る
朔夜
きまぐれなゲリラ豪雨をしのぎきり青葉を透かす七月の空
11
もっと見る
あかつき
お土産の夫婦茶碗の婦のほうは祖母が微笑む写真のそばに
8
もっと見る
樟明子
午後四時にいつものやう鳴く犬に生きる喜びなんて習つて
7
もっと見る
トウジさん
一天に 阿弥陀の光 現れし 選ぶに迷う わが身ざまでわ
7
もっと見る
ななかまど
年寄りの域に達することなるや些事に角立つこと多くなり
10
もっと見る
艸介
雑多なる雲霞の羽音に乱されて濁りしこころに湧くは孑孑
5
もっと見る
滝川昌之
海開き無き湘南の砂浜にアジサシ群れて海取り戻す
16
もっと見る
水紫
気がつけば心の中にいるあなた微笑みかけて流れる疲れ
5
もっと見る
トウジさん
もし魔法 使えたならば 消し去りたい コロナに水害 憂すものすべて
6
もっと見る
トウジさん
人は皆 老い死すために 生きしかと 若き頃には 思いもよらず
10
もっと見る
あかつき
「この人を運命にする」お互いにシナプスのバグ見て見ぬふりで
6
もっと見る
トウジさん
歳重ね避くことできぬこと多し 稚児はあまえを持て余しおり
6
もっと見る
うすべに
雲軽く雨もひといき夏の色 みどりの波に草笛わたる
7
もっと見る
ケンイチ
弱さとか知らないふりして笑うから返す言葉が品切れとなる
12
もっと見る
ケンイチ
何ひとつ触れぬこととしバスに乗り終着駅まで右を見てゐる
12
もっと見る
横井 信
ちから無く地面に落ちるクマゼミや梅雨明け前の虫たちの夏
9
もっと見る
弥栄成就
悪事すな お天道様が 見ているよ 誰も見てぬが 自分が見てる
12
もっと見る
あかつき
発車ベル鳴り響く駅のホームでドラマチックはふいに生まれる
5
もっと見る
び わ
ひたすらに心引締め夫婦道夕焼け空に雁弧を描き
5
もっと見る
[1]
<<
420
|
421
|
422
|
423
|
424
|
425
|
426
|
427
|
428
|
429
|
430
>>
[627]