詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
詰めつれど 道中長きに片寄れば 蓋開くる時 恥じにし弁当
15
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詠み人知らず
君逝かば 喉仏の骨掠めては 首飾りにして肌身離さず
13
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へし切
月草のうつし心を恨みても露と消ぬべき恋もするかな
26
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横井 信
少しづつ行ったり来たり繰り返し前はどちらか踏みしめた道
15
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ひよこ豆
独居にも慣れてきたのか動かずにすべてが揃う居間の定位置
25
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石川順一
真夜中にインクリボンを注文すシアンの色は海なり空なり
16
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幸子
しびれ足見れば紫血流を断たれ死の影濃く表れて
16
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ひよこ豆
つやつやと光る雫を纏う樹を窓より見上ぐ今日のはじまり
17
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桐生賄
寒くなり 娘の衣替え お下がりで 埋まったタンス 寂し気がして
20
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詠み人知らず
若蜘蛛のその名も粋に時次郎軒下三寸ごめんなすって
21
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幸子
歌を詠むブルドーザーに家事回す努力片端からつぶされぬ
15
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滝川昌之
リストラの案山子にとまる雀から防鳥ネットが稲穂を護り
22
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しずく☆・.…。
儚きは 美しかれど 寂しくも 桜や紅葉が 散りゆくように
21
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しずく☆・.…。
重陽を 月下に祝う 盃に 菊の花びら 浮かせた酒と
32
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しずく☆・.…。
社会出て 苦み辛みの 味付けが 大人の味と 漸くわかった
33
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恣翁
行燈に 朧に点る秋草に 撫子活けて 花器にしをらし
21
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詠み人知らず
淑やかに白い芙蓉の花の舞雨の天領倉敷のまち
20
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夢士
咲き誇る露草のあお空のあお夏の思い出海はコバルト
14
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夢士
黒き肌白き腕毛の光をり我が手に残る夏の思い出
13
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煩悩
蜘蛛の巣の粘り具合で昨夜の雨の降水量を知る
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