日置鳩子のお気に入りの歌一覧
桜枝巧
弦をよく夜空で砥いだ半月はしゃりん、しゃらんと寂しく笑う
12
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桜枝巧
白線を辿らず帰る 今日僕はこんなに大人になってしまった
9
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桜枝巧
舌先で「ラ、ラ、ラ」と歌う しゃぼん玉ひとつひとつを消して行く音
9
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夢士
利根の川大河となりて河川敷憩の芝も飲み込み流る
15
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灰色猫
星空を目指して白き秋すすき風に惑わず月と恋せよ
19
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灰色猫
晴れる日も荒れる日もある完治せぬ病を連れて冬の旅です
26
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ふじこ
雨が降り窓が曇るる秋の日に暖を求めて膝のる我が子
12
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へし切
独りすむ暮るる秋の日わびしきに憂き世を憂きと生きる悲しみ
26
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夢士
もう少しあともう少しこのままで動かずじっと秋雨の朝
19
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由良
いつか君にもらった優しさを返せるくらいの大人になりたい
3
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灰色猫
償いで あるかのように 鍬を持ち 泥にまみれて 田を起こしゆく
23
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千映
肥後土産買ったつもりが播州と上州もので孫は苦笑す
13
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近江の人
レッスン日朝の六時にもう一度音小さくして指確かめぬ
8
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近江の人
古希になり運動神経褒められるペダル踏み方ピアノ教師に
5
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石川順一
秋薔薇のその日のうちに変化する白を多分に含んだピンク
16
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こぐまじゅんこ
誕生日の記念に手作りしてみたの十二ページのはるくん歌集
10
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四季あきら
卓上に短くなりし鉛筆を 拾ひて削りまた使ひけり
8
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夢士
嵐過ぎ走る常磐ハイウェイ横風強し舞ひ飛ぶ木の葉
17
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へし切
夏の日に陰に涼みしははそ原 秋はもみじに色づきにける
25
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ふじこ
津軽弁岩木颪に乗る調べ 想い伝える雪を纏いて
13
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