ほたるのお気に入りの歌一覧
浅草大将
千端破るかみのなき世に供ふるにするべき業に思ひ至らず
18
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たんぽぽすずめ。
さみどりのビールの瓶に置き去りの翡翠を入れて失恋に酔ふ
26
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悠々
御精霊舟浮かべてゆかん夜の河こぎゆく岸に母待つなれば
30
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たんぽぽすずめ。
木の本にすずめの風呂が多々ありて酷暑と知れど君の熱乞ふ
9
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螢子
夢現一体化する日々ありて深き眠りに落とせハルシオン
8
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螢子
体中の節々痛みロキソニン飲む「いたいのいたいのとんでけ」
7
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芳立
真実の愛なんてこと考へる暇があつたら恋せよ乙女
11
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螢子
陽も落ちて涼しき風の吹きたれば蚊は何処へと行きたるものや
14
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只野ハル
山折り谷折りの短い命を終え海に沈む紙ヒコーキ
8
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芳立
七年のすゑの七日をまつの木に這ひのぼりゆく蝉の幼虫
15
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たんぽぽすずめ。
音楽は特に要らない君を待ち五年が過ぎた夏の川瀬は
16
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まるたまる
サクサクと棄ててきたものに埋もれて手だけが出てる息ができない
14
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浅草大将
なま胡瓜かじれば舌に青くさし夏の名残りの花火観る夜
17
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トーヤ
「秋です」と最初に教えてくれたのは声も届かぬ高き青空
61
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詠み人知らず
新しきバターの銀紙剥がすとき 何かやましき嬉しき心地
2
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詠み人知らず
マニキュアを乾かすために起きている 電話を待っているのではなく
4
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芳立
涼風にこよみを知るかあきぬるかこよひは蝉のひと声もせず
15
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まるたまる
錯覚でないなら君の眼差しはとても優しくとても愛しい
17
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垂々
完熟の(やや腐りかけの)果実にもレモンみたいな思いはあるの。
34
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聴雨
ゆく夏の夜風にそっと寄り添えば時があの日に戻る気がする
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