名鈴のお気に入りの歌一覧
夏深
夜空には悲しいほどに煌めいて花火散りゆく来年こそはと
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樟明子
長雨の雲の薄れて朝の五時思ひ出したり空の明るさ
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詠み人知らず
車窓から揺れる草穂を見たというただそれだけのうたを書きたい
6
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青色銀河
わたしという空洞に星の欠片を入れてみる、いつもより淋しい
6
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ななかまど
人ひとり降ろしたあとは静かなり無人の駅に匂う山百合
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トウジさん
句を愛し 盆栽愛でたる 父は逝く しらずしらずに 子は歌を詠む
6
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トウジさん
父逝く日 朝蝉猛し ノエビアの 杜を包みて 念仏のごと
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トウジさん
尊敬し 畏れもしたる 父なのに 白骨さらす 無常の情
6
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千映2
戦前の歌が翁にぴったりと歌詞探しの連休の午後
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トウジさん
父の手記 天候ばかり 気にしてる 亡き後に見て 至らなさ知る
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樟明子
髮搖らし水色の靴跳ねるてゐるコロナ禍の中子は大きくなり
5
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トウジさん
働くが 男の子の定めと 覚えしも 顧みては 多き事失う
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里香
こんなにも私はあなたを待つてゐた 手放さないで ぎゆつと握つてどうか
6
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うすべに
葉をたたく遠いいかづちうんざりな 雨にあらそい蝉のこえ降る
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千野鶴子
口開けて全部飲み干してしまうんだ君の身体を冷やす雨粒を
6
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はなしのぶ゙
この額もそびらもすでに色あせぬされど木々には残り葉はある
4
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やまざくら
山里の 清流濁り 音高し 何処に宿らむ 小さき生命
9
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うすべに
せんべいをくれる人なく黙々と 青草食べる飛火野の鹿
9
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やまざくら
薄明の 庭にしろじろ 沙羅の花 浄めの如く 清らかに散る
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灰色猫
さみしげに交差点の真ん中で体育座りをしている幽霊
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