Proverbeのお気に入りの歌一覧
ななかまど
歯切れよく応えんとして天あおぐ脳の何処かにしまいし言葉
11
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滝川昌之
そこそこの 母校野球部 朝刊の 隅に今年の 出来を気にして
12
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ななかまど
渓谷の細き流れに身をゆだね一葉の長き旅の行くすえ
13
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滝川昌之
自転車を押す俺に歩を合わせては並ぶ歩みが嬉し気な妻
15
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ななかまど
奥山にラインの通知届きおりせめて一日の電波の呪縛
14
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詠み人知らず
赤子抱く 母なる私 想像し 二人で考え 命の重さを学ぶ
7
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へし切
度々の緊急事態の宣言に人も慣れてはオオカミ少年
16
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灰色猫
亡き父へ供えるスーパードライ買う父が愛した瓶入りを買う
12
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武蔵野
基礎疾患のワクチン申請を 迷っていたけど今日申請した
7
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恣翁
梅干しを味はひつがに 無意識のうちにすぼめし唇が欲し
9
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滝川昌之
四度目で仏の顔を潰しては緊急事態に深き混沌
17
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ななかまど
春くれば楽しそうなり草ぬきは苦しそうなり夏草の妻
10
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武蔵野
七夕の 短冊になに を書きましょ 世界が平和 戦争しない
7
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へし切
常の日をはやくと願ふコロナ禍の五輪を憂ふ七夕の宵
17
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柊+
廃線の鉄路を覆う夏草に 風が渡すは遠いお囃子
15
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灰色猫
七夕を迎えるたびに亡き父の命日来たる仏花を結ぶ
11
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滝川昌之
初蝉を 網戸ではなく 土石流 被害の映像 熱海より聞く
13
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ななかまど
雷と夕だちとなる半夏雨つつがなきかな夏雲のわく
12
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滝川昌之
地に天に牛車を洗う彦星に過ぎてはならぬ今宵の雨は
15
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ななかまど
山と空画用紙に塗る夏休み青と緑を夏色と決め
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