文麿のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
京に合う細永い雨おちてきて 乾いた土を生きものにする
12
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あまおう
二の腕が気になるきみは手を振って飛んでいきます不思議の国に
14
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律
ためらった その先にあるやさしさに 触れたとしてもきっとかなしい
1
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聴雨
一条の雨を眺めて遠き日の淡き思ひの糸をたぐりて
14
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まがね
壊されたくないならあたしの金運を上げるしかないピンクのブタよ
7
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まがね
母宛ての花届くのは先なのに電話鳴る度ソワソワしてる
7
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詠み人知らず
ティースプーン一杯ほどの哀しみを飲み込めぬまま今日も夕暮れ
27
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もなca
何もかもやさしく包む若葉雨 花も小鳥も傘さす子らも
34
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佐倉さぐ
夜景見る君の瞳に完敗さ ワイングラスに助け求める
6
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もぉりもり
たんぽぽは黄泉の使者ですわきたての風呂を野原でかきまぜている
5
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詠み人知らず
黒鍵の魔力でしょうか降りやまぬ雨も愛しいショパンのしらべ
26
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紫草
青空に茜の雲はのびのびと山に呼ばれて此方に消ゆる
16
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春咲
音もなき 闇にひろがる 星屑の かけらを食はむ 宿にかへりて
7
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もぉりもり
やすらかに桜の城は崩れゆき灰になる日の空のあかるさ
3
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もぉりもり
渦巻が銀河でさけぶカルト的プラネタリウムがきみに吸いつく
3
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もぉりもり
手袋についた星屑オリオンのベルトに触れてきたね北風
8
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慶心
おひつじ座ダイヤを誕生石として洸産まれるひかりのやうに
5
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詠み人知らず
生活のリズムが崩れているんだよ 目の下のクマ靴下の穴
22
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聴雨
空白の日々埋め尽くす雪に似たひたすら白き君がまなざし
10
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聴雨
懐かしき痛みやはらぐ朝に似たベイクドチーズケーキのにほひ
9
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