澤木淳枝のお気に入りの歌一覧
螢子
くすくすと思わず笑のこぼれたり小指の思ひ出痛さ忘れて
10
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紫水大夫
半夏生 鉢のアサガオ單色に足してやりたや庭花の色
4
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紫水大夫
くわの實の熟れてたわわな枝搖らす 二羽のすずめは小太りてをり
8
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浅草大将
空蝉も消ゆる伏見の松の端にのこる月の夜来つる甲斐なし
11
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まるたまる
蒸し暑い嫌な季節の発熱に妄想炸裂寝言うわ言
12
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まるたまる
グーグルで切り取って見る上海は亜熱帯湿潤季節風気候と知る
10
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螢子
ハルシオンその名に潜む不透明今宵はともに眠りに落ちる
14
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福井大夢
生物の教科書みたいに淡々と今の気持ちを語ってほしい
41
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福井大夢
黒板に書くといまにも倒れそうな右肩下がりの仮定法過去
15
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ゆびきゅ
若草におりた夜露がはらむ明日 月の息吹に そよと転がる
36
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薫智
いつだって出口見えないラビリンス人の心は複雑怪奇
17
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浅草大将
百つたふ八十島垣やをがたまも代々に薫ると浪を聞かまし
10
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聴雨
敷妙の枕にのこる君が香をたぐりていだく余韻ほのかに
15
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聴雨
摩天楼あまつ乙女の舞衣まとひて夜の街にとけゆく
16
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水島寒月
雲去りて風の清かに吹きくれば小綬鶏の声にわかに近き
5
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芳立
わが庭に畑あらねどしきしまのやまとの道に咲ける花々
12
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光源氏
あくがれの憂ひもいづれやみにけりこの白波の立ち隱るころに
18
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垂々
「ふたり」にはなれない平方根のまま 一夜一夜に瞳潤んで
30
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光源氏
寂光院 鳴瀬遙聞 瞑想入 榮枯盛衰 盛者必衰
14
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詠み人知らず
脳内の記憶中枢破壊せよ 泡と共に流れて流れて髪洗う
2
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