KENのお気に入りの歌一覧
つゆふみ
太古の地 氷に変えた隕石を凌ぐ悪五十四(よん)もある島
5
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詠み人知らず
登り坂ちょいと注意の下り坂転ばぬように今老いの坂
10
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露草
ひっそりと置かれた場所で野の花は咲いて誇らず散って腐らず
19
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コタロー
水面まで池の柳は垂れ下がり風に吹かれて搖るるに任す
10
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コタロー
眞白なまこと美し雪柳池をぐるりと吾の歩を誘ふ
15
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横井 信
切り株に寄り添い草は揺れている枯れてしまった桜と知らず
21
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へし切
野蒜摘み 春のかほりを味噌和えに 食めば 懐かし亡き妻の味
27
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夢士
明け放つ窓より入りぬ春の香や油断大敵くしゃみ連発
14
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滝川昌之
我先とハイ、ハイ、元気に手を挙げてヤツデ若葉の一年生は
20
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灰色猫
誰だっていつかは胸に恋という孤独宿して生きてゆくもの
18
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灰色猫
破れてる袋に詰めたどんぐりをぽろぽろ零しトトロをめざす
17
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更紗
いつになく 優しい言葉 あなたには 見えているのか 二人の明日が
10
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秋日好
パンジーの透けた色味に魅せられてマルハナバチは体躯を下ろす
15
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秋日好
傾向と対策押さえ攻略をするのが粋と思うらしくて
12
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恣翁
混み初めし花見小路の 春の灯は 入相の靄に沈みけらしも
21
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うすべに
銀の波 明石大門をゆく船の 跡追う鳥の目も春の色
13
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滝川昌之
束の間の静寂(しじま)に癒える学び舎の鳴らぬチャイムに代わる春鳥
21
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灰色猫
神様の救いがあるまで教会のパイプオルガン狂って弾くの
13
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灰色猫
美しい琥珀の石に包まれて海の地層で眠りにつけたら
18
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横井 信
今日はもう気持ちを少し切り替えてひとり乗り込むいつもの電車
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