ほたるのお気に入りの歌一覧
まるたまる
溶けていた細胞きりりと整列す窓を開けたら冷たき空気
13
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浅草大将
いかづちに砕くる夏の思ひ出をあとなく流す秋のむら雨
26
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やねうらねこ
陽に透けてひかる葉ばかり撮してた澱む時間に溺れゐしとき
9
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螢子
暑さ寒さ彼岸までとの言い伝え肌で感じる彼岸中日
12
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芳立
「田舎とは侮蔑語だからやめなさい。地方と言へ」と君は痴呆か
14
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まるたまる
逢う欠ける逢わない欠ける逢う欠ける欠けていくだけ恋は満月
15
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YUKIHIDE
吾子の細き指の示しし朱柿の熟れたる先の満天の星
6
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芳立
罪びとを十人のがすも一人だに無辜を罰すな秋霜烈日
12
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三沢左右
自販機の羽虫ゆくりと歩きをりアクリル越しに焦がるる九月
23
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葉月きらら☆
傷ついたほどに綺麗になれるなら私綺麗にならなくていい
16
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恣翁
海原の 彼方に落ちる 夕陽を しゃがんで見入る 地蔵が四人
49
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まるたまる
海賊の陽気な歌が聞こえるよ今宵の月はフランキーの目
21
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リンダ
いつまでも一番大事な吾子と猫、夢の中では抱き合い眠る
10
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まるたまる
平然と字余り歌を詠んだ後胸のつかえが流れるを知る
12
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まるたまる
後ろめたい事忘れるために重ねるいくつかの後ろめたい事
12
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まるたまる
秋雨が洗い流した夜の空はインディゴブルーという感じ
7
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たんぽぽすずめ。
秋雨に枯れぬ造花の悲しさへ佇み癒す命の無常
13
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羽
くちびるがつよがりを言うアメリカンチェリー無邪気に光らせながら
21
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羽
つなぐ手に水風船をからませてふたりで聞いた遠い波音
26
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詠み人知らず
亡き父の大好きだった萩の花今朝さき父の語りかけるよう
12
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