へし切のお気に入りの歌一覧
草木藍
霧雨にジャスミン匂ふ夜明け前群れ咲く白のほのかに明し
8
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恣翁
嘴に泥を含みて 忙しげに 軒を出入りせるつばくらめ
19
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神崎 真人
耳澄まし心靜かに過ごす日に かすかに聞こえし春の風の音
5
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ななかまど
田植え終えまんぞく顔の父と母 時間の岸辺よみがえりくる
15
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滝川昌之
永く着て愛着のある冬コート クリーニングに出す春の好日
15
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うすべに
散り藤の絨毯かすむこぬか雨 踏まぬようにと道端に寄る
12
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横井 信
草むらの小さな花は柔らかに蹴飛ばす石をやさしく包む
13
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継海
玄関の行ってらっしゃい消えた朝不思議な月曜ハナミズキ咲く
6
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茂作
蝶々のおぼつかなげに飛びにけり 寄りて離れる乙女心や
16
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恵雪
暮れ残る空に寺院の鐘ひとつ塔を見下ろす十日目の月
16
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ななかまど
朝一の散歩に脚の目覚めねばアキレス腱を伸ばすは大事
11
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うすべに
すわ来たか 南海トラフと身構える湯船のお湯の揺れにあわせて
13
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滝川昌之
かつ丼で自白するのは取り調べ室だけでなく自宅居間でも
15
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美生子
にぎやかな同室患者は退院しひとり数独して過ごす夜
14
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横井 信
春風に若葉のそよぐ山の背を列車の窓の遠くに望む
17
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茂作
立ち急ぎ春を送らんかなめ垣 紅く萠え出で夏を招かん
16
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KEN
月詠みの歌集とどきて よみびとの懐くつくよみつくづく読む夜
12
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桜田 武
一冬耐えしブルーベリ春の陽に解き放つ枝の叫び聞こえそう
5
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ななかまど
先達の染井吉野の感動を上書きしおり八重の桜は
14
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滝川昌之
老木の藤のか細き花房を杖のごときに棚が支える
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