文麿のお気に入りの歌一覧
みなま
傷む姿娘に見せたくないと夫 為すすべもなく吾のみ付き添う
9
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聴雨
貴やかな三日ばかりの月の灯をほのと置きたる胸あたたかき
8
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聴雨
頑なな心とも見ゆる蕾さへつとほどきゆくはつ夏の風
11
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あまおう
独り身は母に心配掛けぬようきっちり掛けるシャツのアイロン
30
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あまおう
夕食を誘うサインのお返しに新月に似たきみのウィンク
14
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聴雨
今朝しづかにほろり零れし恋歌はわが髪撫でて遠くへ去りぬ
9
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もなca
道の端そこ此処に咲く黄の花の名の気にかかる駅までの道
20
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詠み人知らず
窓の外 隣家の壁の朱に染まり 最も優しい自分に戻る
24
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春咲
つきづきし をとめ舞ひける 神風の 伊勢の神苑 ひとの賑はひ
5
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偽嫁
病室で三婆互いの手を取って抜け駆け無しよと指切りしてた
9
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おおしまゆきこ
いざさらば 晴れ晴れとして振り向けば父兄席にて母が号泣
5
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遠井 海
痩せたくて自転車漕いで五キロ減りより逞しくなった太もも
7
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詠み人知らず
感情の欠けた「ゆとり」の出す涙 恐怖を覚え 逃げ出す上司
5
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inosann
二十歳になる娘四十路になるときに住宅ローンの完済ならん
6
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もなca
テーブルをかこむ家族の満面の笑顔まぶしい白黒写真
3
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桜園
赤風船手にもちはしゃぎし姪の顔飛ばしたとたんくしゃくしゃになりし
7
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あき
私が代わってあげた休日は妻子と過ごせて幸せでしょう
11
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詠み人知らず
砂は君さらさら逃げて潮風の 松の根あたり隠れたかしら
12
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春咲
長らくの 努力実りし 晴れの日に 願ふは一つ 幸くましませ
4
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inosann
客宅で投げかけては聞く願い事と接点あらんか扱いし物
5
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