まがねのお気に入りの歌一覧
あまおう
アイロンで折り目正しいハンカチが薄っぺらのまま僕で汚れる
23
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あき
たとえれば二人で立てた計画にぼくを数えてくれる人たち
17
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まぽりん
夢うつつゆるびまどろむ猫の子のにこ毛にひらり笑まふ花びら
43
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いちにのパッパ
素晴らしい青空だなあついに今日きみは卒園してしまうのだ
19
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まるえふ
茄子天を生姜醤油で焼酎の呑んこん歳なっせえ知った味じゃが
7
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恣翁
雪花に 末を誓ひて別れしを 花吹雪く今日 君悼むとは
29
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みやこうまし
春熟し白川沿いの糸桜散りて舞妓の髪を飾るや
9
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詠み人知らず
隠された右ポケットにナイフなら 左にりんご用意しましょう
19
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桜園
決算を過ぎて車の商談すわれら夫婦のずれた感覚
10
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桜園
春嵐に耐えて桜の残りせばその生きざまを撮りておきたし
19
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卯月
ひとりきり遠い宇宙に手を伸ばす花の骸を踏みしめながら
2
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卯月
無知という罪を犯して闇のなか白い子猫を抱きしめている
4
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卯月
しゃぼん玉こわれて消えて海の果てあなたはずっと生きてください
3
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桜園
霜月に植えし菜花のからしあえ姑も好みて食む昼下がり
25
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も
後少し 伸ばせば届く この距離が天文学的 数字のようで
4
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庭鳥
一夜明け帰宅した日を書き留めた歌を今年も同じ日に見る
14
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7
きみの背を見つけて窓に点を打つ世界で一番いとしい座標
5
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偽嫁
ストーブの灰を掻き出し雪に撒く 春を迎える儀式のように
8
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呉竹
亀裂入るコンクリートのたんぽぽを見つめて去れり家の無き犬
10
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えぃ。
暖かくなったら並んで咲くんだよ。口づけをした唇、綺麗
6
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